「地域歴史遺産」の可能性

神戸大学大学院 人文学研究科 地域連携センター 編

2013年7月刊
A5判・492頁・並製本
ISBN978-4-87294-816-5 C1021
4800円 (税別)
評者:坂本亮太(『史学雑誌』123-10  2014.10)評者:宇野淳子(『アーカイブズ学研究』21  pp124-130  2014.12)
地域連携センター設立10年。豊かな地域歴史文化形成のための挑戦――。
【主要目次】
序章 地域歴史遺産という可能性
─豊かな地域歴史文化の形成のために─
奥村  弘
第T部 地域社会の変容と「地域歴史遺産」
第1章 地域歴史資料学の構築にむけて 三村 昌司
第2章 市町村合併の現状と課題 岡田 知弘
第3章 地域社会における歴史系博物館の役割 古市  晃
第4章 自治体史編纂事業の役割を考える 村井 良介
第5章 戦後郷土史のなかの地域歴史遺産
 ─生野町史談会の挑戦
添田  仁
第U部 「地域歴史資料学」の広がり
第1章 災害と地域歴史資料 坂江  渉
第2章 風水害からの歴史資料保全 河野 未央
第3章 現代資料論
 ─震災アーカイブ構想をてがかりに
佐々木和子
第4章 地域歴史遺産としての公文書 佐々木和子
第5章 地域の中の世界史 大津留 厚
第6章 地域における伝統企業の史料と活用
石川 道子
第7章 地域博物館の展示
 ─武井報效会百耕資料館の展示を題材に
森田 竜雄
第8章 地域文献資料の活用 木村 修二
第V部 「地域歴史遺産」「地域歴史資料学」を担う人びと
第1章 「在野のアーキビスト」論と地域歴史遺産 大国 正美
第2章 市民とともに伝える地域の歴史文化
 ─兵庫県丹波市での取り組み─
松下 正和
第3章 住民と協働した自治体史の編纂
 ─香寺町史の場合
大槻  守
第4章 地域博物館の地域における活動 大村 敬通
第5章 地域文書館論 辻川  敦
第6章 地域歴史遺産の保全・活用における中学・高校教員の役割
河島  真
第7章 地域の歴史文化と大学の役割
 ─地域連携センターの取り組み
坂江  渉
第8章 地域歴史文化を保全・継承できる人材の育成 坂江渉
村井良介
終章 地域歴史遺産と地域連携活動 市沢  哲
[コラム]
市町村合併と史料保全                        村上  岳
自治体史編さんの果実と「その後」                 印藤 昭一
郷土史団体の現在                          飯澤 文夫
絵図・地図を考える                          藤田 裕嗣
尼崎市富松のまちづくり                       善見 壽男

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