近世村落の成立と検地・入会地 ―常陸国南部の農村を中心に― 近世史研究叢書35 栗原 亮 著 (元 霞ヶ浦高校教諭/1946年生まれ) 2013年9月刊 A5判・420頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-804-2 C3321 11800円 (税別) |
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「本書は、常陸国南部(土浦市・つくば市・牛久市・石岡市・阿見町・美浦村)において土豪が徐々に勢力を弱め、小農が中心となる「近世村落」の成立を論じ、畿内の農村とは異なるけれども、豊臣政権の太閤検地、徳川氏の慶長検地、この二度にわたる検地(村切り)によって郷村が解体され、農民による土地交換や、入会地など様々な紛争を通して、近世前期に、いかにして農民の村が形成されていったかを論じたものである。」(本書「序章」より) |
【主要目次】 |
序 章 本書の概要 第1部 常陸国南部の近世村落の成立と展開 第2部 常陸国の太閤検地と慶長検地 第3部 近世村落の成立と入会地 |