戦国期東武蔵の戦乱と信仰 戦国史研究叢書10 加増 啓二 著 (足立区地域文化課学芸員/1961年生まれ) 2013年9月刊 A5判・370頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-790-8 C3321 8200円 (税別) |
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本書は武蔵国足立郡淵江郷・舎人郷を舞台として、戦乱や地域支配を経糸に、信仰や伝承を緯糸とし、中世後期東武蔵地域史の解明に挑む。15世紀中葉という時期および享徳の乱が、小地域の歴史的な画期を形づくることに言及した。中世初期以来の伝統的豪族千葉氏本宗家の西遷、あるいは東武蔵固有の庚申待板碑の出現が、正に当該期であることに象徴されるように、地域の新しい政治状況の出現と信仰が交錯する様相に論及。 |
【主要目次】 |
序 章 |