備前宇喜多氏
論集 戦国大名と国衆J

大西 泰正 編
(京都教育大学大学院修了/1982年生まれ)

2012年12月刊
A5判・342頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-87294-781-6 C3321
4800円 (税別)
備前宇喜多氏を研究するうえで不可欠の業績9編を、発表年順に再録。
宇喜多氏の研究は2000年代に入って急速に進展を見せる。本書には、その前提となる論文を含めて収録し、今後の研究の基礎となるべき論集となろう。
巻頭には、宇喜多氏に関する著書(『豊臣期の宇喜多氏と宇喜多秀家』『「大老」宇喜多秀家とその家臣団』)をもつ編者による総論「備前宇喜多氏をめぐって」を収録し、本書に再録できなかった論文の紹介もふくめて研究史の整理をし、宇喜多氏をめぐる主要な論点について検討を加える。
【主要目次】

総論 備前宇喜多氏をめぐって           大西 泰正

柴田  一「戦国土豪層と太閤検地―宇喜多領における事例―」
       (『歴史教育』8-8、1960)
しらが康義「戦国豊臣期大名宇喜多氏の成立と崩壊」
       (『岡山県史研究』6 、1984)
寺尾 克成「宇喜多氏検地の再検討」
       (『戦国織豊期の政治と文化』、1993)
山本 浩樹「天正年間備中忍山合戦について」
       (『岐阜工業高等専門学校紀要』29、1994)
久保健一郎「「境目」の領主と「公儀」」
       (『藩世界の意識と関係』、2000)
森  俊弘「岡山藩士馬場家の宇喜多氏関連伝承について
       ―「備前軍記」出典史料の再検討―」
       (『岡山地方史研究』95、2001)
横山  定「宇喜多直家発給文書編年化への一試案」
       (『岡山地方史研究』100、2003)
森  俊弘「宇喜多直家の権力形態とその形成過程
       ―浦上氏との関係を中心に―」
       (『岡山地方史研究』109、2006)
畑  和良「宇喜多秀家と「鷹」
       ―「千原家家記」所収宇喜多秀家判物写について―」
       (『岡山地方史研究』116、2009)

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