四国の自由民権運動
岩田書院ブックレットH13

四国地域史研究連絡協議会 編

2012年10月刊
A5判・114頁・並製本
ISBN978-4-87294-772-4 C1321
1400円 (税別)
2011年11月に高知市(高知市立自由民権記念館)で開催された 第4回 四国地域史研究連絡協議会 高知大会「四国の自由民権運動」の成果。
当日の発表のほかに、第4章を新稿で加え、四国4県の状況を把握できるようにした。
「130年ほど前、民権家たちは、「人は生まれながらにして自由かつ平等である、この自然権を実現するために人民は国家を建設し、人民が運営する」というシンプルな原理を突き出す形で自由民権運動を展開した。われわれもまた、改めてこのシンプルな原理を噛みしめ、いま何をすべきか、何が可能なのかを一緒に考える必要がある気がする。」(「あとがき」より)
【主要目次】
はしがき 小幡  尚
第一章 阿波の自由民権運動と自助社 宇山 孝人
  自助社とは/
『通諭書』の内容と明治維新政府の対応/
『通諭書』で問題視された記述箇所について/
自助社廃社後の阿波の自由民権運動
 
第二章 香川(讃岐)の民権結社 和田  仁
  民権運動の勃興期/
民権運動の高揚期/
民権運動の発展期
 
コラム:植木枝盛旧邸襖の下張りについて 今井 章博
第三章 国会開設前後愛媛の政社活動
       ―末広鉄腸の遊説を中心に
高須賀康生
  自由民権運動から大同団結運動へ/
言論人末広鉄腸の政治活動と思想
 
第四章 高知における自由民権運動の民衆的基盤 松岡 僖一
  言論闘争としての自由民権運動の開始/
民権歌謡/
夜学会・懇親会
 
あとがき ―高知大会の意義と今後の課題 松岡 僖一

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