編者が還暦を迎えたのを機に、編者の永年の研究分野である山岳信仰(山)や、参詣道(道)に関するテーマを中心にした論集を刊行。
フィールド調査で汗をかき、史資料と向き合い、現地の人たちの声を聞き、酒を酌み交わすという編者の研究姿勢に共感する仲間たち11人による、歴史学・民俗学の垣根を越えた学際的な研究成果。 |
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【主要目次】 |
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刊行によせて |
西海 賢二 |
中世永明延寿伝の享受者
−『空華日用工夫略集』『臥雲日件録抜尤』の記事を中心に− |
生駒 哲郎 |
町奉行所同心の犯人探索道中記
−在方出役の実態と意義− |
滝口 正哉 |
一揆物語における頭取と村落
−武州世直し一揆後の山村社会を例に− |
渡部 圭一 |
近世における淡島信仰とその展開 |
原 淳一郎 |
相馬山信仰史料論
−「相馬山御里宮黒髪神社開闢由来記」をめぐって− |
時枝 務 |
霊地参詣のオハケ −精進儀礼の見直しから− |
水谷 類 |
釜山神社の狼信仰
−オタキアゲの考察を中心に− |
西村 敏也 |
現代に生きる高尾山先達 |
乾 賢太郎 |
飯豊山信仰圏の形成に関する地理学的考察 |
筒井 裕 |
埼玉県における日露戦争帰還兵士の歓迎行事について |
西村 健 |
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入峰道・かったい道・善根宿を歩く
−宮本常一『忘れられた日本人』に導かれて− |
西海 賢二 |
あとがき |
時枝 務 滝口正哉 |
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