編者の古稀を機に、シャーマニズムをより広く「憑霊文化」として捉え、木曽御嶽信仰、なかでも御座儀礼を中心に、アジアまで視野にいれた論考17編を収録する。 |
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【主要目次】 |
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刊行に寄せて |
佐々木宏幹 |
木曽御嶽信仰研究の回顧・現状と課題 |
宮家 準 |
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T 木曽御嶽山の御座儀礼 |
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東海地域の御嶽講と御座儀礼 |
小林奈央子 |
木曽御嶽の御座儀礼 |
菅原 壽清 |
御嶽講における「行法」小考 |
中山 郁 |
「御座」について
―関東一心講系の伝承に基づいて |
深瀬 央道 |
御座と中座
―今井善一郎『巫女見聞記』の世界 |
時枝 務 |
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U 御嶽の周辺 |
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開山覚明の事績と神格化について
―覚明講と覚明信仰の変遷 |
関 敦啓 |
御嶽神明社と岩手神明講
―東北地域の木曽御嶽信仰の一事例 |
佐藤 一伯 |
関東における木曽御嶽講の現在
―講の系統と形態について |
牧野 眞一 |
大雄山の道了尊と御嶽行者 |
渡部 正英 |
近世後期の御嶽講と仏教 ―尾張を中心に |
石黒 智教 |
木曽御嶽信仰の地域的展開 ―西国を中心に |
西海 賢二 |
木曽御嶽の三笠山信仰 |
菅原壽清 小林奈央子 |
神楽の中の巫者 |
鈴木 正崇 |
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V アジアの憑霊文化 |
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韓国神巫の地域的様相
―憑依霊としての死者を通して |
川上 新二 |
中国雲南省白族の巫師たち |
岡部 隆志 |
シャーマンの視線
―日本人と中国少数民族イ族の死者の世界をめぐって |
遠藤耕太郎 |
伝統的社会におけるシャーマン
―日本と雲南のシャーマンを比較して |
菅原 壽清 |
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