上毛野の古代農業景観 関口 功一 著 (群馬県立桐生高校教諭/1959年生まれ) 2012年8月刊 A5判・232頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-87294-757-1 C3021 2200円 (税別) 品切れ |
|
上毛野=上野国(群馬県)の平野部に張り巡らされた水路と、そこから生み出された水田(方形区画・方格地割)を追跡してみると、古代人の意図したとみられる壮大な地域開発のデザインが見えてくる。 前著『東国の古代氏族』(岩田書院 2007年)が「人」の問題を中心としたのに対して、本書は、その活動の舞台になる「場」を取り上げた。 古代の道路・官衙・条里などは、遺跡として個別に考察される場合が多いが、本書では、それを地域総体として捉え直し、景観としての復元を試みる。 |
【主要目次】 |
第1章 阡陌と方格地割 |