玉縄北条氏
論集 戦国大名と国衆H

浅倉 直美 編
(駒澤大学非常勤講師/1960年生まれ)


2012年6月刊
 A5判・334頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-87294-756-4 C3321
4800円 (税別)
評者:渡辺翔太氏(『千葉史学』63  2013.11)
相模国東部の玉縄城(現神奈川県鎌倉市・藤沢市)は、戦国大名北条氏の本城小田原の防衛拠点として、また関東制覇の前線基地として機能し、歴代の玉縄城主は、北条一門のうちで特に重要な役割を担っていた。本書は、玉縄北条氏の歴代と領域支配の二部に分けて、1956年以降の基本的な論文17編を再録し、編者による解説と文献目録を付す。
【主要目次】
解説 玉縄北条氏の研究             浅倉 直美
T 玉縄北条氏の歴代
01 佐藤博信「玉縄北条氏とその文書」
  (『相州玉縄城主玉縄北条氏文書集』1973年)
02 下山治久「北条為昌と東郡・三浦郡支配」
  (『綾瀬市史研究』5、1998年)
03 黒田基樹「北条綱成の父母」
  (『戦国史研究』59、2010年)
04 佐脇栄智「北条氏繁の改名」
  (『日本歴史』95、1956年)
05 太田晶二郎「北条氏繁印判の印文解説」
  (『日本歴史』270、1970年)
06 伊藤一美「鶴岡八幡宮と玉縄北条氏繁」
  (『戦国史研究』28、1994年)
07 遠藤廣昭「曹洞宗?叟派の展開と北条氏繁」
  (『戦国遺文後北条氏編月報』4、1992年)
08 杉山 博「玉縄落城前後ばなし」
  (『藤沢市史研究』2、1971年)
09 外山信司「中世と近世を生きた北条氏勝」
  (『千葉史学』20、1992年)
10 高橋健一「佐倉史断想」
  (私家版、1991年)
U 玉縄北条氏の領域支配
11 杉山 博「藤沢の大鋸引」
  (『日本歴史』270、1970年)
12 石塚 勝「戦国期の江の島遷宮関連文書」
  (『神奈川地域史研究』17、1999年)
13 益田知男「後北条氏の『領』について」
  (『小田原地方史研究』6、1974年)
14 中丸和伯「後北条氏分国支配の地域的研究」
  (『歴史評論』100、1958年)
15 石渡隆之「小田原衆所領役帳における半役衆」
  (『横須賀市博物館報告』15、1971年)
16 菊池 武「後北条氏の三浦半島支配」
  (『歴史手帖』7-10、1979年)
17 下山治久「後北条氏の久良岐郡支配について」
  (『歴史手帖』3-5、1975年)
玉縄北条氏関係文献目録             浅倉 直美
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