戦国期越後上杉氏の研究 戦国史研究叢書9 木村 康裕 著 (新潟県立新津高校教諭/1961年生まれ) 2012年4月刊 A5判・366頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-747-2 C3321 7900円 (税別) |
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「本書は、守護上杉氏から戦国大名上杉氏までを対象とし、発給文書の分析という基礎的な作業から上杉氏権力の性格を検討した新稿を含め、旧稿を合わせて筆者のこれまでの研究成果をまとめた。 第一部「越後守護上杉氏と守護代長尾氏」では、越後守護上杉氏・守護代長尾氏の発給文書分析を通して、越後守護上杉氏権力の性格を領国形成過程の中で検討し、守護上杉氏から守護代長尾氏への権力変遷について検討したものである。第二部「上杉謙信の世界」では、謙信の発給文書分析などを通して、謙信権力の変遷・織田信長との交渉の変遷を検討し、謙信の願文により謙信像・謙信の信仰を検討したものである。第三部「上杉景勝の世界」では謙信死後の御館の乱を検討し、景勝の発給文書分析などを通して、景勝権力の変遷を検討した。」(「序章」より) |
【主要目次】 |
序 章 越後戦国期と上杉史研究の軌跡 第一部 越後守護上杉氏と守護代長尾氏 第二部 上杉謙信の世界 第三部 上杉景勝の世界 |