いま求められる図書館員 −京都大学教育学部図書室の35年− 岩田書院ブックレット・アーカイブズ系A17 福井京子著 (元 京大教育学部図書室勤務/1949年生まれ) 2012年4月刊 A5判・120頁・並製本 ISBN978-4-87294-742-7 C1321 1600円 (税別) 品切れ |
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ライブラリアンと呼ばれる職業が絶滅しつつあるのか。 図書館は本の置き場で、図書館員はその倉庫の番人になるしかないのか。 京大教育学部図書室での実践から、図書館員コンシェルジュ(総合的な世話係)論を述べる。 |
【主要目次】 |
T コンシェルジュとしての図書館員 |
1 資料収集 (大量の申し込み/文部科学省/書店資料/古本買戻し) 2 調べ方 (著作権/学会運営/該当箇所がない?/元の記事はどこに?/お箸の話) 3 借りる (人環図書館/附属図書館から/単行本/雑誌) 4 教育 (専修コース/臨床実践指導者養成コース/職場インタビュー) 5 カウンセリング (本当に図書館員になりたいの?/訪れる場所/留学生の悩み/行き場所のなかった利用者) 6 メンター (図書館員になりたい/なぜ、図書館員に向いていると言わなかったのか) 7 サプリメント (卒業論文/博士論文製本/学校見学) |
U 私の利用教育 |
1 図書館利用教育とは 2 利用教育の実際 (図書室利用案内−新入生用/2回生用/3・4回生用/大学院生用) |
V 蔵書構築 |
1 一般書編 (単行書/復刻版/グレイ・リテラチャー/寄贈) 2 文庫編 (教育課程文庫/小西文庫/高橋文庫/池田文庫/高瀬文庫/小林文庫/フランス教育史コレクション/篠原文庫/梅本文庫/山中文庫) |
特別寄稿 |
達人司書(竹内洋) 「専門的な世話焼き」という理想像(山本貴之) 住民の生活と共にある図書館(齋藤尚志) 幸せな遭遇(つげ ゆう) 福井さん。お世話になりました(本山幸彦) コンシェルジュとしての図書館員(山崎高哉) |