文化遺産の保存活用とNPO
法政大学第27回多摩シンポジウム報告集
岩田書院ブックレット 歴史考古学系H12

法政大学多摩シンポジウム実行委員会編
(代表:馬場憲一)


2012年3月刊
A5判・110頁・並製本
ISBN978-4-87294-736-6 C1321
1400円 (税別)
評者:米崎清実氏(『地方史研究』359  2012.10)
「本書は、2011年10月開催の法政大学第27回多摩シンポジウム「文化遺産の保存活用とNPO―新しい担い手たちとその課題―」で行われた基調講演、基調報告、パネルディスカッションを編集して収録したものです。
 今回のシンポジウムの企画にあたっては、私たちの身近にある文化遺産(文化財)の保護とNPOとの関わりに焦点をあて、まず文化遺産の保存活用に対し「新しい公共」を担うNPOという観点から考察し、同時に「新しい公共」が展開される「場」(今回の場合は、「史跡」)について 生成過程を通して公共対象となってきている状況を明らかにすることにしました。
 基調講演、基調報告では前述の視点からのレクチャーが行われ、ついでそれらを踏まえたパネルディスカッションでは、新しい公共を担うNPOの現状と当面する課題について意見交換を行いました。今回のようなテーマでのシンポジウムは全国的にも初めての試みであります。」(「あとがき」より)
【主要目次】 
基調講演
 新しい公共の創造とNPOの役割 山岡 義典
基調報告  
 歴史的公共空間の生成と文化財指定
 ―史跡滝山城跡を事例として
馬場 憲一
パネルディスカッション  
 パネリスト  
  NPO法人滝山城跡群・自然と歴史を守る会
  理事長
西山 富保
  NPO法人小石川後楽園庭園保存会 理事 本多 忠夫
  NPOゲートシティ多賀城 代表 脇坂 圭一
  国立小山工業高等専門学校校長
  /元文化庁文化財鑑査官
苅谷 勇雅
 討 論  
  コーディネーター 馬場 憲一

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