怪異学入門
東アジア恠異学会編
2012年4月刊
A5判・156頁・並製本
ISBN978-4-87294-734-2 C1021
1600円
(税別)
品切れ
東アジア恠異学会創立10周年を記念し、『怪異学の技法』『亀卜』『怪異学の可能性』に続き、これまでの研究成果を「入門書」として刊行。
第1章では、王権と怪異、怪異の流出、知識人の系譜、を柱に、怪異学の視点を語る。
第2章では、不思議なコトやモノを分析する方法を具体的に提示した論考5編を収録。
第3章では、学会創設者へのインタビューを通じて、新しい学問が誕生する軌跡を辿る。
【主要目次】
『怪異学入門』発刊に寄せて
京極 夏彦
第1章 怪異学を語る
座談会「怪異学の成果と課題」
(司会)久禮旦雄
大江篤
榎村寛之
化野燐
第2章 怪異学を学ぶ
古代史料(史書・法典)と怪異
久禮 旦雄
説話集と怪異
久留島 元
古記録と怪異
高谷 知佳
近世学芸と怪異
木場 貴俊
中国社会と怪異
佐々木 聡
第3章 怪異学を辿る
インタビュー「怪異学の軌跡」
(聞き手)高谷知佳
西山 克
さらに学びたい人のために(文献案内)
コラム
柳田国男(大江篤) 亀(島田尚幸)
縁起(鬼頭尚義) 神社(榎村寛之)
志怪(佐野誠子) 城(南郷晃子)
疫病神(笹方政紀) 白澤(熊澤美弓)
化物(木場貴俊) 妖怪(化野燐)
魔(久留島元)