絵馬を あるき よむ 松本 三喜夫 著 (1950年生まれ) 2011年12月刊 A5判・300頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-87294-724-3 C3039 3800円 (税別) |
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絵馬を訪ねあるき、よむことによって、絵馬に託された人々の祈りを探り出す。 各章ごとに、絵馬の絵を掲げ、現地の地図を付す。 「一枚の絵馬を見るため、福岡まで飛んだ。(中略)その一枚の絵馬は福岡市から一時間ばかり郊外の福岡市在自(あらじ)にある金刀比羅神社の所蔵にかかるものであった。絵馬は「難船図絵馬」といわれていて、昭和54年に社殿を解体したことから発見されたものであった。(中略)この絵馬は大正11年に奉納されたもので、難船図といいながらも他の難船図絵馬とは印象が大きく異なる。(中略)絵馬の中央上部、無数にうち続く波の向こうには大きく黒い島影が見える。島のもっとも高い位置には1本の御幣が立っており、その御幣から11本の霊光が11隻の船に1隻も見落とすことなくつながれている。」(「難船図の絵馬のこと」より) *松本三喜夫 主要編著書『柳田国男の民俗誌』『街道の日本史18 多摩と甲州街道』など |
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絵馬について |