甲斐小山田氏
 論集 戦国大名と国衆D

丸島 和洋 編
(慶應義塾大学非常勤講師/1977年生まれ)

2011年7月刊
A5判・304頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-87294-697-0 C3321
3200円 (税別)
「本書には、甲斐小山田氏に関する主要な論文11本を収めた。あわせてこれまでの研究成果を総括するとともに、編者の現在の知見をまとめた「総論 甲斐小山田氏の系譜と政治的動向」を付し、今後の研究の進展を図ろうとするものである。(中略)
 そこで本書では、1990年以前の研究で、論文集に再録されていないものに対象をしぼるとともに、直接小山田氏の政治動向や権力の特徴、武田氏との政治的関係を扱った論考を集成することとした。先行研究のうち、柴辻俊六・笹本正治・矢田俊文各氏の論考は、大半が単著に再録されているため、本書への収録は見送った。(中略)自治体史については、大部なものが多いこともあり、現在入手・閲覧が困難な『町田市史』を収録することとした。」(丸島「はしがき」より)
【主要目次】
総論 甲斐小山田氏の系譜と政治的動向    丸島 和洋
東四柳史明 「郡内小山田氏の興亡」(『町田市史』上巻、1974年)
なかざわ
しんきち
「武田信虎と郡内小山田氏―「妙法寺記」にみる―」(『甲斐路』25、1974年)
  「郡内小山田氏断簡」(『甲斐路』33、1978年)
  「武田氏の領国経営と小山田氏の地域支配」(『甲斐路』63、1988年)
小山田了三 「郡内小山田氏―武田氏との関係―」(『甲斐路』25、1974年)
  「小山田氏の郡内支配―支配領域と武田氏権力の検討―」(『郡内研究』4、1990年)
小峰 裕美 「小山田氏の郡内支配について」(『駒沢史学』28、1981年)
須藤 茂樹 「武田氏と郡内領に関する一史料」(『甲斐路』46、1982年)
渡辺 憲一 「戦国大名武田氏の権力構造―武田氏と穴山氏・小山田氏との関係―」(早稲田大学社会科学部創設二十周年記念『学生論文集』1987年)
堀内  亨 「武田氏の領国形成と小山田氏」(『富士吉田市史研究』3、1988年)
萩原 三雄 「岩殿城の史的一考察」(『山梨考古学論集』U、1989年)
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