十三仏信仰と大阪の庚申信仰

奥村 隆彦 著
(歴史考古学研究会会長/1927年生まれ)

2010年9月刊
A5判・308頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-645-1 C3039
7900円 (税別) 品切れ
評者:佐野賢治(『日本民俗学』278  2014.05)
本書は、故川勝政太郎氏の指導のもと、石造美術品の調査研究にあたった著者が、永年の成果をまとめたもの。
十三仏信仰については、十三仏の概説にはじまり、日本における信仰の成立・展開から、各地の信仰実態までを述べ、「十三仏総覧」では、地域別・編年順に、年代・所在地と、材質・銘文・寸法・備考を掲げ、主要なものには写真を掲載した。
庚申信仰については、庚申信仰の概説をしたあとで、四天王寺庚申堂、庚申待、庚申縁起、庚申塔など、大阪における信仰の実態を詳述し、「大阪の庚申塔総覧」を収載する。
【主要目次】
第1部 十三仏信仰
第1章 十三仏について
第2章 十三仏信仰典拠書籍
第3章 十三仏信仰の成立
第4章 十三仏信仰の伝播者と展開
第5章 民間の十三仏信仰
第6章 十三仏図
第7章 梢付塔婆と忌日供養
第8章 来訪神・マレビト
十三仏石造遺品総覧(96頁・340基・写真71点)
第2部 大阪の庚申信仰
第1章 庚申信仰研究の歴史
第2章 庚申信仰のあらまし
第3章 四天王寺庚申堂
第4章 庚 申 待
第5章 庚申縁起
第6章 庚申と習合した他の民間信仰
第7章 庚 申 塔
大阪の庚申塔総覧(24頁・87基・写真14点)

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