音の万華鏡 音楽学論叢

藤井知昭・岩井正浩 編


2010年6月刊
A5判・466頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-629-1 C3073
9500円 (税別)
岩井正浩氏の神戸大学退職を機に、友人・教え子たちが論文を寄稿。
人間と音楽とのかかわりを、民族・民俗・教育などの分野から考察した22編を収録。
【主要目次】 
四国3収容所におけるドイツ軍俘虜の音楽活動 岩井 正浩
 T  
民俗芸能の流布と変容
 ―田楽の伝承をめぐって―
植木 行宣
小浜島の《いらんぞーさ》の伝承をめぐって 加藤冨美子
福山市蔵王のはね踊り 片桐  功
 U  
雅楽における「復元」の理念 寺内 直子
18世紀上方の三味線音楽界における宮古路系浄瑠璃 長江 浩子
小唄の芸術化への過程
 ―昭和30年代小唄ブームにおける爪弾きと撥弾きをめぐる論争を例として―
寺田真由美
楽器編成から見た神楽の分類とその分布 小島 美子
能の復曲をめぐる一試論 ―《菅丞相》を事例に― 北見真智子
 V  
北の太鼓のリズム 谷本 一之
中国映画《さらば、わが愛》から会得する中国音楽に関する知見 増山 賢治
音楽的身体を考える
 ―マレーシアの芸能にみられる身体の構築から―
卜田 隆嗣
 W  
音楽と脳科学 ―音楽療法への寄与― 村井 靖児
「創造」へといざなう竹の「地力」
 ―現代日本における竹の音楽文化を視点として―
牧野 淳子
異なる感性メディア表現の相互関連に関する研究
 ―感状イメージの重回帰モデル―
柴眞理子ほか
明治10年S.M.タゴールが日本に寄贈したインド楽器と音楽書 塚原 康子
戦後京都市の芸術文化行政史 槇田  盤
 X  
子どもの創るうたvs.子どものために作られるた歌 坂井 康子
養育者と子どもの間にかわされる音楽的なことば 岡林 典子
音楽と国境 J.S.ALVAREZ-TALADRIZ
『尋常小学唱歌』の評価とその指導法
  ―田村虎蔵と福井直秋の《日の丸の旗》教育方法比較―
鈴木  治
台湾の小学校音楽教育における1962年改訂国民小学音楽科課程標準の意味 岡部 芳広
   
岩井正浩 業績一覧  

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