文化財のための三次元計測

金田明大・木本挙周・川口武彦・
佐々木淑美・三井猛 著


2010年5月刊
A5判・160頁・並製本
ISBN978-4-87294-628-4 C0021
1500円
考古学の遺跡・遺物も含めて、文化財の多くは三次元の立体物である。
その三次元情報を記録し、それを活用するための、最新マニュアル。
従来の手作業による計測に代わり、廉価な三次元スキャナー(NextEngin)を使い、 作業の性格さと効率化をはかるための実践的入門書。
出来上がった情報を利用し、報告書だけではなく、展示や印刷物などで公開して、教育普及活動などに活用する方法も提示する。

【著者紹介】
金田(奈良文化財研究所/1971年生)
木本(牛久市教育委員会/1980年生)
川口(水戸市教育委員会/1973年生)
佐々木(筑波大学大学院生/1983年生)
三井(三井考測/1965年生)
【主要目次】

1 文化財と三次元情報
   文化財・考古学における情報流通/
   三次元情報を得る/
   導入可能な三次元計測の方法
2 文化財研究への応用の実際
   文化財の資料化/
   石器の計測/
   土器の計測/
   磁器の計測/
   瓦類の計測/
   土偶・形象埴輪の計測/
   青銅製本の計測/
   碑文をよむ/
   モザイクの計測/
   遺構の痕跡を測る/
   三次元データを公開する
3 三次元スキャナーの基礎知識
   三次元スキャナーの方法/
   三次元計測の基礎知識/
   レーザーの安全性/
   作業の流れ/
   三次元スキャナーの限界
4 実際にスキャナーを使う
   NextEnginについて/
   入手とセットアップ/
   スキャン/
   スキャンデータの処理と保存/
   更にその先へ
5 三次元情報の利用
   PDFによる成果/
   Meshlabの利用/
   Blenderの利用/
   CADソフトウェアの利用

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