中世民衆史研究の軌跡
佐藤和彦の歴史と学問


佐藤和彦著
佐藤和彦先生追悼文集刊行会
(徳永裕之・築地貴久・高田祐資・原 美鈴)編

2008年12月刊 
ISBN978-4-87294-536-2 C3021
A5判・474頁+口絵8頁・上製本・函入

9500円(税別)
佐藤和彦氏(1937-2006)の歴史学を理解する上で欠くことのできない論文9編(単行本未収録)とエッセーを、T〜V部に編成し、W部には、84名からの追悼文を収める。
【主要目次】
  
 T 究
室町時代における守護の支配形態−東寺領備中国新見荘の場合− (1962)
内乱期社会と悪党問題−東大寺領大部荘・東寺領矢野荘を事例に− (2005)
南北朝内乱についてのノート−農民闘争史の視点から− (1970)
建武政権の史的性格 (1979)
京童ノ口ズサミ−「二条河原の落書」をめぐって− (1986)
古平瓦銘と御伽草子にみる室町社会の一断面 (1985)
『太平記』の世界 (2004) 付:楠木正成の現代性 (1991 北方謙三氏との対談)
内乱期社会の諸闘争−情報蒐集をめぐって− (1987)
戦後中世史学の展開と課題 (2000)
 U 教
歴史学への招待
緑深きときわ木の学舎
生きる力とこれからの学校教育
日本封建社会の諸問題−とくに時代区分の観点から−
南北朝内乱期の情報活動と歴史教育
民衆史研究と歴史教育
 V 想
愁い彷徨うのは誰か−日本中世の戦争と民衆−
中世鎌倉の都市問題
元弘の乱と下野武士団−南北朝内乱史断章−
庄家の一揆の前史−闘争主体の形成
僕の日記から
「十三日講」事件との邂逅
回想のサマー・セミナー
歴研大会から学ぶ
「内乱史研究会」発足のころ
歴史についての断章
 W 交(追悼文)
学舎を共にして
東京学芸大学・帝京大学の同僚より
学会活動を通じて
教えに学んで
様々な交流の環
家庭での横顔
解説/年譜・著作目録
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