仏教の門 −仏教・仏法・仏道−


川口 日空 著(正立寺住職/1941年生まれ)

2007年11月刊・四六判・338頁・上製本・カバー装
A5判・158頁・並製本
ISBN978-4-87294-478-5 C0015 \2300E
2300 (税別)

「本書においては、仏教の正統性とは何か、どの仏教がほんとうの釈尊のおしえなのかを追求した鎌倉仏教者たちの声を再現し、その真実の姿をみつめてゆこうとするものです。現代仏教の原点である鎌倉時代、その鎌倉時代の宗祖たちの宗教の真実に、できるだけ無私のこころで迫ってゆければと考えています。できれば、それらを現代と比較してみたいというのも本書の一方の視点です。」(本書「はじめに」より)
法華宗本門流 正立寺(大阪府寝屋川市)創建四百年記念出版
【主要目次】 

序章 仏教とはなにか
一章 道元禅師における「仏教・仏法・仏道」
一「仏教」 過去七仏/三聖人の諸仏観/道元禅師の道教・儒教観/道元禅師略伝
二「仏法」 修行としての仏法/いうところの仏法とは禅宗/道元禅師と『法華経』/  仏法と世法/歴史的な展開としての仏法/三教のなかの仏法
三「仏道」 仏道とは自己の道/仏道と出家/仏道の正伝/仏道と在家
二章 親鸞聖人における「仏教・仏法・仏道」
一「仏教」 親鸞聖人にいたるまでの浄土思想/先師の言葉の引用/仏教の本質について/言葉の解釈として
二「仏法」 ことばの解釈/仏法の本質/仏法は不思議力/仏法の本質/悪世
三「仏道」 仏になる道/本願と仏道/諸経論の引用
三章 日蓮聖人における「仏教・仏法・仏道」
一「仏教」 日蓮聖人の歴史意識/仏教を習うということ/仏教の多様性/仏教に迷うこと/その他
二「仏法」 仏法護持/仏法の付属/仏法の修学/仏法と世法/破国破仏法の因縁/仏法流布の歴史的意味
三「仏道」 仏道とは何か/依法不依人/法華経は成仏道/世間の学者と法華経/法華経のこころ
結章 お経をまさぐる


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