ベトナム・ラムドン省のマー族 コホー族の文化 
−チル集団を中心に−
ベトナム・ラムドン省研究成果報告書2004-2006
白山人類学叢書A

本多 守 編(東洋大学大学院博士後期課程在籍)

2007年10月刊・B5判・124頁・並製本
ISBN978-4-87294-063-3 C3039 \2500E
2500 (税別)


ベトナム南部ラムドン省のコホー族の焼畑耕作民であるチル集団は、既に焼畑耕作をしておらず、伝統宗教を捨て去り、戦略村時代からの定住・移住の過程で離合集散を繰り返し、激変の歴史をたどった。その大きな社会変動のなかに残る彼らの文化を探る。その一つが、キリスト教に改宗しながらも維持しようとしている花婿代償によるネットワークであった。
【主要目次】 

<日本文>
末成 道男
チル集団のエスニックアイデンティティの変容
−婚姻規制と配偶者選択基準の変化−
本多  守
ラムドン省ドゥクチョン県フーホイ社に居住する
プロテスタントのチル集団の婚姻
レー・グエン・ミン・タン
ラムドン省ドゥクチョン県フーホイ社に居住する
チル集団の伝統的焼畑耕作
フイン・ゴック・トゥ
ラムドン省ラオクユオン県ダサール社における
チル集団共同体の社会経済生活の変容
ファム・タン・トーイ
話者ハ・バンによる口頭伝承(原語・日本語訳)
<英文>
上記のベトナム国家大学ホーチミンシティ校人類学部講師3氏の英文原稿


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