中世美濃遠山氏とその一族
岩田選書◎地域の中世20

横山 住雄 著
(1945年生まれ)


2017年9月刊
A5判・146頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-86602-999-3 C3321
2000円 (税別)
自ら孔版で中世の基本史料を『稿本恵那郡史料』(1962年)として刊行し、近年は『織田信長の系譜』(1993年)、『斎藤道三』(2004年)などを著した著者が、はじめて、美濃東端の恵那郡を支配した遠山氏とその一族の歴史をまとめる。
恵那郡は、東方の南信濃や南方の奥三河に接する山間の地であるが、戦国期には武田信玄・織田信長も当地と密接に関わっている。
本書では、遠山氏の歴史を、通史的にとらえるだけではなく、菩提寺大円寺(臨済宗)の盛衰を通して禅宗史の面からも考察し、遠山氏から分かれた苗木氏などの歴史も併せて記述。
安易に守護土岐氏に巻き込まれることなく独自性を保った姿を捉える。
【主要目次】

1 遠山氏の興亡
2 中世の遠山氏
3 中世末期の遠山氏
4 近世初期の岩村城
5 遠山明知氏
6 苗木氏
7 近世の苗木城
8 遠山延友氏
9 菩提寺の盛衰
10 中世末の苗木城と苗木氏の動向
11 天正期 遠山佐渡守・半左衛門父子の動向
付 遠山氏関係年表

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