織豊期研究会は1995年3月に創立。東海地域に基盤をおき、会誌『織豊期研究』も第18号(2016.10)を数える。本書は その創立20周年記念シンポ(2015.11.28)の成果をまとめたもので、併せてこの20年間の研究史を整理し、今後の発展を目指す。 |
【主要目次】 |
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総論:織豊政権の独自性 |
藤田 達生 |
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戦国大名領国の矛盾/東アジアのなかの織豊政権 |
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基調講演:身分としての奉公人 −その創出と消滅− |
藤井 譲治 |
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身分としての奉公人/秀吉文書にみえる奉公人/秀吉文書からみた各時期の奉公人/豊臣期奉公人の歴史的位置/奉公人身分の消滅 |
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第一部 論考編 |
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織豊期経済論 |
本多 博之 |
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十六世紀の東アジアと日本/貨幣/市場構造/商人 |
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織田期の政治過程と戦争 |
山本 浩樹 |
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織豊政権期の政治的諸段階/織田権力の特質を考える |
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織豊大名論 |
光成 準治 |
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検地及びそれに伴う給地再編/家臣団の軍事力編成と行政機構/家臣団の本城城下移住と支城の整備/豊臣権力による大名統制 |
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天下統一論 −停戦令・国分・仕置の視点から− |
藤田 達生 |
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戦後研究史に学ぶ−天下統一をどうみてきたか/戦国動乱から天下統一へ |
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豊臣期検地論 |
平井 上総 |
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豊臣期の検地/石高制をめぐって/検地帳名請をめぐって |
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第二部 研究史をふり返る |
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軍事・戦争 |
長屋 隆幸 |
商業・流通 |
山下 智也 |
寺社・宗教 |
羽柴 亜弥 |
真宗・一向一揆 |
水野 智之 |
武家儀礼 |
小久保嘉紀 |
織豊期研究二十年の回顧 |
三鬼清一郎 |
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