出典明記 中世房総史年表 千野原 (歴史家) 2017年5月刊 A5判・266頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-993-1 C3021 5900円 (税別) |
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『戦国期江戸湾海上軍事と行徳塩業』(2001.06、岩田書院)をはじめとして、多くの中世房総史に関する著作をまとめてきた著者が、出典を明記した年表を作成。 収録年代は、12世紀の平安時代後期から、16世紀末の安土桃山時代までを主体とするが、その少し前の房総ゆかりの桓武平氏の東国下向より起稿し、最後は、関東の戦国時代の終焉を告げる天正18年(1590)豊臣秀吉の小田原征討・徳川家康の関東入部までの房総の歴史を中心に、そのあと里見氏滅亡に至る経緯も含めた。 収録する内容は、重大な歴史的事件や抗争、社会的な事象、人物に関する事績をはじめ、地域の政治はもちろん、経済・宗教・文化などにも目配りする。 対象となる地域は房総三国であるが、日本史・東国史の視野のなかでその出来事を捉えることを目指し、関連する事項も採録した。 各事項の記事の根拠となる出典については、当該期またはなるべくそれに近い時期の古文書・記録・金石文などを基本とし、後世の編纂物であっても、史料的価値の高いものを用いるなど、可能な限り良質の史資料を根拠として明記した。 巻末には、付録として各種一覧と参考文献を収める。 |
【主要目次】 |
出典明記 中世房総史年表 *本文見本 付録 |