山・鉾・屋台行事 祭りを飾る民俗造形 植木行宣・福原敏男 著 2016年9月刊 A5判・210頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-86602-975-7 C3039 3000円 (税別) 品切れ 2016年12月*増刷出来 増刷分も品切れ |
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本書の目的は、祭礼における曳き山(ひきやま)や舁き山(かきやま)、傘鉾や京都祇園祭の鉾、さらに屋台や山車などが巡行する行事について再考することにある。都市部ではこれらが神輿渡御の前後を巡行し、祭りを造形的・色彩的に飾り、音曲で囃し、さらに夜間には光輝いて彩ってきた。 この分野の研究は、具体的な造形論研究と、信仰的側面からの意味論研究の両輪が機能してこそ成り立つ。従来は折口信夫の依代論以降、意味論が先行していると言わざるをえない。そこで本書では、山・鉾・屋台類の諸相を「祭りを飾る民俗造形」として、造形論を強調する立場をとる。 |
【主要目次】 |
山鉾の祭り─その成立と発展────────────植木 行宣 折口信夫依代論の原点―髭籠と傘鉾─────────福原 敏男 【付録】ユネスコ無形文化遺産登録候補「山・鉾・屋台行事」─福原 敏男
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