寺社縁起の形成と展開 有馬温泉寺と西国巡礼の縁起を中心に 御影史学研究会民俗学叢書22 久下 正史 著 (灘中学・高等学校教諭/1975年生まれ) 2016年11月刊 A5判・382頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-974-0 C3339 8000円 (税別) |
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本書は、寺社縁起の形成・展開・伝播について、有馬温泉寺縁起と西国三十三所巡礼開創縁起を題材として考察し、併せて奪衣婆像をもって勧進する聖や、大津聖衆来迎寺の絵解き・ムシボシの報告を収め、縁起がどのように用いられたか、どのようなことを主張しようとしているのかという点に注目して縁起の分析をおこなった。そして縁起が、どのような要因によって、どのように変容し伝播していくのかを具体的に明らかにする。 |
【主要目次】 |
第一章 有馬温泉寺縁起の形成・展開・伝播 第二章 西国三十三所巡礼開創縁起の形成と展開 第三章 縁起の語り 資料一 三重県伊賀市の『冥途蘇生記』に関わる伝承
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