高野山信仰史の研究
日本宗教民俗学叢書G

日野西 眞定 著
(高野山大学名誉教授/1924年生まれ)


 2016年6月刊
A5判・468頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-961-0 C3339
9900円 (税別)
品切れ
評者:井後尚久(『宗教民俗研究』26  pp83-88  2017.03)評者:村上弘子(『山岳修験』59  pp75-80  2017.03)
著者の、1975年から1993年に発表された論考15編を、4部に分けて収録。
五来重氏に教えを受けた著者が、
高野山の納骨信仰のの発生から、明治維新の神仏分離までの高野山信仰の歴史を、
歴史・宗教・文芸・美術などから、仏教民俗学的に考究する。
【主要目次】

序 章 山と密教 ―高野山を中心に―

T 高野山の信仰
第一章 高野山の納骨信仰 ―高野山信仰史における一課題―
第二章 高野山の燈明信仰と僧侶の唱導活動
第三章 金剛峯寺大門にかかわる浄土信仰

U 高野山の文芸
第一章 高野山と文芸
      ―特に『平家物語』などに現われる平清盛の
      大塔再建にまつわる史実と伝承をめぐって―
第二章 高野山の女人禁制 ―特に天野別所について―
第三章 高野山の夏衆と夏安居
第四章 高野山麓苅萱堂の発生と機能
      ―特に千里御前の巫女的性格について―

V 高野山の美術

第一章 『高野大師行状図画』に描かれた弘法大師伝
第二章 天野の柳沢明神 ―特に高野明神との関連について― 
第三章 高野山参詣曼荼羅の研究

W 近世の高野山
第一章 高野山の東照宮の建立 ―特に聖派について―
第二章 本末・檀家両制度の成立 ―特に高野山真言宗の場合―
第三章 登山帳からみた高野参詣の諸問題
第四章 高野山の神仏分離

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