「産む性」と現代社会
―お産環境をめぐる民俗学―

佐々木 美智子 著
(女性民俗学研究会 前代表)


2016年2月刊
A5判・420頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-947-4 C3039
9500円 (税別)
本書では、これまで民俗学が研究対象としてこなかった妊産婦やその介助者の視線から、現代社会を生きる「産(う)む性(せい)」の声なき声に耳を傾け、お産環境を、「当事者環境」「統制管理環境」「生活環境」に類型化して考察し、最後に、女性民俗研究の方向性を示す。
【主要目次】

序 章 「産む性」と現代社会

第一章 「産む性」と当事者環境
 第一節 「産む性」の現在
 第二節 平成のお産環境作り
 第三節 会陰保護術と「産む性」
 第四節 アメリカお産事情 ―異文化圏での出産に立ち会って―
 第五節 避妊ということ

第二章 「産む性」と統制管理環境
 第一節 男性助産師導入問題と出産観
 第二節 男性助産師導入問題と「産む性」
 第三節 男性助産師導入問題とお産環境
 第四節 ライフヒストリーに見る助産師(日暮たき・永沢寿美・窪田吹子)

第三章 「産む性」と生活環境
 第一節 「産む性」と産育儀礼
      ―二つの地域(東京都足立区・茨城県守谷市)から―
 第二節 助産婦と儀礼の消長
 第三節 着帯の風習と腹帯論争
 第四節 女人講と「産む性」

第四章 女性民俗研究のこれから
 第一節 お産環境とフェミニズム
       ―ラマーズ法の普及と「お産の学校」―
 第二節 立ちすくむ女性たち
 第三節 女性の民俗と女性への視点

附 論 近代化・民俗・ヒト

終 章 各章のまとめと今後の課題

参考文献一覧/索引

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