戦国期の地域権力と惣国一揆 中世史研究叢書28 長谷川 裕子 著 (福井大学准教授/1972年生まれ) 2016年1月刊 A5判・368頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-941-2 C3321 7900円 (税別) |
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「本書は、戦国期に形成された「地域権力」と「惣国一揆」という二つの戦国期権力を軸に、戦国期社会の実像およびその特質を解明しようと試みたものである。特に、両権力の形成過程やその構造を、村との関係に留意しながら分析することにより、前時代である室町期とは異質な戦国社会の特徴を明確化し、その近世社会への継承・展開過程を見通すことを主眼としている。(中略) 第一部では、戦国期地域権力の内部構造や、戦国大名権力を支える末端家臣としての土豪の存在、および権力の体制基盤である村と村請の仕組みについて追究した。(中略) 第二部では、戦国期地域権力の特質を捉えるために、特に地域社会の紛争解決の仕組みや平和形成の方法について追究した。(後略)」(本書「序章」より) |
【主要目次】 |
序 章 本書の視角と構成 第一部 戦国期地域権力の構造 第二部 戦国期地域権力の特質 |