戦国大名武田氏の領国支配 戦国史研究叢書14 鈴木 将典 著 (東京都江東区芭蕉記念館学芸員/1976年生まれ) 2015年12月刊 A5判・352頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-936-8 C3321 8000円 (税別) |
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「本書では、近年の研究動向を踏まえて、二つの課題を設定する。 一つめは、武田氏の領国支配の状況を解明することである。…本書では、周辺の戦国大名である北条氏(南関東)、今川氏(東海地域)との共通点や相違点を見出すことで、戦国大名としての普遍性や、武田氏独自の支配方式について明らかにしていきたい。 二つめは、武田氏が領国とした甲信・東海地域を事例として、前代(甲斐守護の段階、あるいは武田氏侵攻以前の信濃や今川氏の領国支配)・後代(五ヶ国領有期の徳川氏や豊臣・徳川政権下の大名)との比較を行うことである。」(「序章」より) |
【主要目次】 |
序 章 戦国期研究・武田氏研究の動向と本書の課題 |