明治前期の地域経済と社会 出羽村山地方を中心に 近代史研究叢書22 横山 昭男 著 (山形大学名誉教授/1930年生まれ) 2015年10月刊 A5判・292頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-934-4 C3321 7800円 (税別) |
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明治維新による諸制度の転換は、地域の産業や経済の仕組みを変える過程でもあったが、一様に変わったわけではない。そこで本書では出羽村山地方(現山形県)に焦点を置き、資料的には明治前期の産物統計を中心として、産業構造の地域性を明らかにしようとした。 第1編では、現山形県が統一する前(明治4〜9年)の三県時代(山形・置賜・酒田)の地域別産業の特徴と、統一後の三島通庸県令時代および明治20年代の三新法成立後の郡域の特徴について、統計資料を中心に分析した。 第2編では、出羽村山郡を主たる対象として、その歴史的背景を考慮しながら、村々の個別資料を利用し、明治前期を中心にその地域性を具体的に明らかにする。 (図表74点収録) |
【主要目次】 |
序 章 本書の構成と各章の課題 |