影印翻刻対照 若州管内寺社由緒記・若州管内寺社什物記 若狭路文化叢書19 杉本泰俊・多仁照廣 校訂 若狭路文化研究所 編集・発行 【岩田書院 発売】 2023年12月刊 A4判・222頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-86602-831-6 C3321 3000円 (税別) |
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本書は、「若州管内寺社由緒記 上・下」と「若州管内寺社什物記」の3冊を、上段に底本の見開き影印を載せて、それに対照できるように、下段に相当部分の翻刻文を掲載し、巻末に杉本康俊氏の「由緒記」についての解題を付した。 「若州管内寺社由緒記 上・下」と「若州管内寺社什物記」は、小浜藩第二代藩主酒井忠直の命によって、若狭国と、越前国敦賀郡の一部の寺社の由緒を書き上げさせたものである。 成立年は記載されていないが、延宝3年(1675)に管内の寺社や庄屋から提出させたものとされている。 原本は失われているが、「什物記」の巻末に、寛文7年(1667)に書上げたものであること、そしてそれを、寛延2年(1749)に東海僧月山叟が写したとある。 この寛延2年本は、おおい町の村松喜太夫家に所蔵され、現在、おおい町郷土資料館に寄託されており、今回は、それを底本とした。 なお、同書は、『若州管内社寺由緒記 上・下 同 寺社什物記 全』として、昭和33年に若狭地方文化財保護委員会より活字版が刊行されているが、刊行後65年が経過し入手困難であること、難読字の誤読もあることから、影印と併せて刊行することとした。 |
【主要目次】 |
「若州管内寺社由緒記 上・下」 |