江戸山王祭礼絵巻
練物・傘鉾・山車・屋台

福原(ふくはら) 敏男(としお) 編著
(武蔵大学教授/1957年生まれ)


2018年3月刊
A4横判・108頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-86602-806-4 C3039
9000円 (税別)
本書の目的は、18世紀後半と、文化9年(1812)・文政7年(1824)に描かれた3種の江戸山王祭礼絵巻を検討することにある。そして、そのために必要な祭礼番付の写真や、関連史料の翻刻も収めた。
3種の祭礼絵巻については、全編カラーで収録し、ページの下部にそれぞれの絵柄の解説を加えた。祭礼番付については、モノクロ写真版の下部に文字部分の翻刻を収めた。
専業絵師の手になる、同一祭礼を描いた、異なる時期の絵巻の解読を通して、山王権現氏子町による練物・傘鉾・山車・屋台などの実態や、祭礼の変遷を分析する。
【主要目次】

掲載史料の解題と内容検討                   福原 敏男

カラー図版 32ページ
 「江戸山王祭絵巻」(神田神社蔵、成立年不詳、18世紀後半)
 「江戸山王社天下祭絵巻」(たばこと塩の博物館蔵、文化9年)
 「江戸山王祭 日本橋本石町・十軒店附祭絵巻」(個人蔵、文政7年)
 「江戸天下祭図屏風」(神田神社蔵、文政7年)ほか

モノクロ図版
 山王祭一枚番付(12種)・神田祭一枚番付(10種)
               (国立国会図書館蔵、寛政2〜文化14年)
 「山王御祭礼御免番付」(東京都立中央図書館蔵、文政7年)
 「御免山王御祭礼番付」(竹内道敬氏蔵)

翻刻史料
 『享保撰要類集』祭礼之部 山王関係記録(国立国会図書館蔵)
 「山王御祭礼一件帳」(国立歴史民俗博物館蔵、文化5年)
 「山王祭礼踊子囃子方明細書」(東京都立中央図書館蔵、文政7年)ほか

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