柳田国男の手帖「明治三十年 伊勢海ノ資料」

岡田照子・刀根卓代 編


2016年10月刊
四六判・250頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-86602-802-6 C3039
2500円 (税別)
評者:高塚さより(『口承文芸研究』40  pp246  2017.03)評者:中野泰(『日本民俗学』291  pp133  2017.08)評者:粂智子(『女性と経験』42  pp158-159  2017.10)
柳田国男の使用した手帖を原寸・カラーで複製(196頁)し、解説を付す。
手帖は、女性民俗学者・瀬川清子(1895-1984)旧蔵、鹿角市立先人顕彰館所蔵。
日記前半は、柳田の学生時代の明治31年(手帖表題「明治三十年」は、柳田の記憶違い)の伊良湖岬滞在のおりのメモで、後に「海上の道」執筆へと結実する。後半は、伊良湖岬とは関係のない記事で、東京に戻ってからの備忘録だったと思われ、柳田の学問形成の貴重な資料。
【付編】

『明治三十年伊勢海ノ資料』の意義 福田アジオ
解説と解題:はじめははじめは伊良湖ものがたり 刀根 卓代

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