日本史のまめまめしい知識 第1巻
ぶい&ぶい新書No.0001

日本史史料研究会 編


2016年5月刊
新書判・274頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-86602-801-9 C0221
1000円 (税別)
歴史好きな読者を、さらにマニアックな世界に!
執筆者33名、平均年齢42歳、大学の教授・准教授・博物館学芸員・研究機関の研究員など、職業はさまざまだが、共通していることは、みんな日本史の研究者。
なにが好きで、こんなことをしてるのか。その秘密は、この本に。
なによりも歴史が好きな人間が、今いちばん気になってること、そんな小さな疑問。
33本あれば、どれか面白いものが見つかる。はず。
教養として、役に立つか立たないか、そういうことは考えないシリーズ、第1弾。
【主要目次】

T 歴史の常識
 命日の仇討ち(呉座勇一)/
 戦国大名の戦争・和平とその意識(浅野友輔)/
 室町幕府滅亡後の幕臣達(木下昌規)/
 葬送儀礼のアマガツについて(的場匠平)/
 室町幕府において将軍直臣に対して将軍以外が名前の一字を与えること(木下聡)/
 避難所としての下総香取社(石渡洋平)/
 「合戦」か?「対陣」か?(千葉篤志)/
 皇位継承前における「親王」(久保木圭一)/
 法名・道号・房号(芳澤元)/
 乗り合い殺人事件(細川重男)/
 求む、上洛許可(山田徹)/
 時と時衆と時報役(小野澤眞)

U こだわりの史実
 七将による石田三成襲撃事件の真相(水野伍貴)/
 若狭武田家臣の行く末(功刀俊宏)/
 西大寺叡尊の往生と蓮糸袈裟(大塚紀弘)/
 戦国淡路安宅水軍(天野忠幸)/
 くらわんか舟と鍵屋太兵衛(片山正彦)/
 源経基の位階と「六孫王」号(赤坂恒明)/
 後宮女房の密通事件と武家権力者の対応(神田裕理)/
 16世紀後半〜17世紀初頭の尾州津島の銭貨流通に関するノート(千枝大志)/
 「名和慈冬」は存在したか(谷口雄太)/
 長宗我部信親の「権限」(中脇聖)/
 細川典厩家の政賢・澄賢父子(岡田謙一)/
 高野山興山寺雲堂の墓(村上弘子)

V 史料と向き合う
 神谷道一著『関原合戦図志』について(白峰旬)/
 津波という言葉の使用開始時期(盛本昌広)/
 蓮胤の『方丈記』(生駒哲郎)/
 日記の訂正(大嶌聖子)/
 文書調査の現場(古野貢)/
 北条時行の名前(鈴木由美)/
 『赤松盛衰記』の史料性(渡邊大門)/
 大分市松岡山長興寺の三牌(下郡剛)/
 「伺討」考(関口崇史)

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