近代日本の県治体制
─秋田県を事例とする史料学的研究─
近代史研究叢書26

柴田(しばた) 知彰(ともあき)
(秋田県公文書館/1962年生まれ)


2026年3月刊
A5判・376頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-192-8 C3321
8000円 (税別)
「本書は、日本の近代における県レベルの地方制度を「県治体制」と呼び、史料学的方法を用いてその「構造」を分析し、国民国家と地域を結ぶために果たした役割を明らかにすることを目的とする。県治体制の構造の形成から確立、その後数回の変化を画期として時代区分を行うため、秋田県を事例として前代の藩政期から明治・大正を経て、昭和三十年代前半まで長期間を対象に文書管理及び文書群の分析を行う。実務に密着した文書管理の分析と文書群の悉皆調査によって、地方制度史研究に新たな歴史像を提示しようとする試みである。近代日本において、「県とは何だったのか」という根元的問題について考察してみたい。」(序章より)
【主要目次】

序 章 県治体制の構造に関する研究の視角
  
第一章 県治体制の形成 ─秋田藩から秋田県へ─

第一節 文書管理から見た近世・近代秋田藩の統治体制

第二節 文書管理から見た県治体制への構造的変化  

第三節 文書群の分析から見た県治体制の形成  

第二章 文書管理と残存文書群から見た県治体制の確立

第一節 文書管理から見た県治体制の確立過程  

第二節 文書管理から見た確立以後の県治体制の変遷  

第三節 残存文書群の分析から見る地方制度の実態  

第三章 県治体制確立以後における郡役所の文書行政

第一節 県治体制確立後の文書編纂保存規程  

第二節 巡察報告書に見る文書編纂保存の実態  

第三節 文書群の分析から見る県治体制における郡の重要性  

第四章 戦中・戦後期の県治体制 ─その連続性と非連続性─

第一節 戦時体制下の秋田県の文書管理  

第二節 文書群の分析から見る戦時体制下の実態  

第三節 戦後秋田県の文書管理と地方制度

終 章 近代日本における県治体制の構造    

付:索引

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