中世後期三河吉良氏の研究
戦国史研究叢書21

小林(こばやし) 輝久彦(あきひこ)
(愛知県西尾市史編纂室特別執筆員/1963年生まれ)

2025年2月刊
A5判・476頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-183-6 C3321
9900円 (税別)
「本書は、筆者がライフワークとしている、鎌倉期から江戸期に及ぶ三河吉良氏と、西尾市域に関わる中世後期政治史の既発表論文をまとめたものである。
 @筆者の論文が掲出された媒体の中には地方図書館や大学図書館には架蔵されていないものがあり、入手しにくいとの意見をいただくこと、A三河吉良氏の研究を通じて筆者の研究対象が三河国衆及び地侍層にまで拡大したこと、などから改めて論文集として取りまとめることも、それなりに意味あるものと考え直した。」(序より
【主要目次】

第一部 室町期の三河吉良氏
第一章 三河吉良氏と京都本光院
第二章 『東条殿』の系譜と動向

第二部 戦国期の三河吉良氏
第一章 天文・弘治年間の三河吉良氏
第二章 駿遠軍中衆訴状の研究
補論1 文献から見た西尾城  
補論2 中世後期における三河吉良氏の政治的位置  
第三章 江戸前期に成立した二本の三河吉良氏系図
第四章 「堯雲寺記」の復元とその内容の一考察
第五章 吉良義定と吉良氏再興 

第三部 西尾市域周辺の在地領主
第一章 東条松平氏と松井松平氏 
第二章 西尾城代酒井政家
第三章 高天神城石牢の大河内氏
第四章 関東代官頭大河内秀綱
第五章 徳川氏奉行人板倉勝重

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