鹿児島藩の領主権力と家臣団
近世史研究叢書55

山下(やました) 真一(しんいち)
(都城市都城島津邸館長/1964年生まれ)


2023年10月刊
A5判・488頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-165-2 C3321
11000円 (税別)
「本書は、旧族居付外様大名(藩)の典型である近世大名島津家・鹿児島藩における藩政および領主権力のあり方について、最近の領主制論や地域社会論および藩研究の成果に学びながら、外城制度・郷士制度に着目し、家臣団のうち特に「私領」領主である都城島津家およびさらにその家臣団の視点から明らかにしようとしたものである。」(終章より)
【主要目次】

第T部 近世「私領」領主の形成と特質
第1章 中近世移行期島津氏の権力編成と北郷氏
第2章 中近世移行期種子島氏の存在形態と島津氏
第3章 近世大名権力の形成と「私領」領主

第U部 近世的主従関係の形成と展開
第4章 寛永期の都城「上置」設置
第5章 都城「上置」と「中抑」の政治的位置
第6章 近世前中期鹿児島藩と都城
第7章 都城における「五口六外城制」

第V部 在地運営と家臣団
第8章 郷村運営と【口+愛】
第9章 庄屋と在地支配
第10章 郷村における災害救済と復興
第11章 都城島津氏と諏訪神社祭礼
第12章 鹿児島藩の田の神石像文化と農民支配
終 章

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