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戦国期上野の城・紛争と地域変容 中世史研究叢書36 飯森 康広 著 (群馬県埋蔵文化財調査事業団専門調査役/1962年生まれ) 2022年9月刊 A5判・324頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-146-1 C3321 6800円 (税別) |
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上野国(群馬県)は関東平野の北端に位置する。地域から戦国大名が出現しなかったことから、北方から越後国の上杉謙信、西方から甲斐国の武田信玄、南方から相模国の北条氏康による侵攻を受けることとなり、いわゆる「三つ巴の争覇」が展開された。このため、多くの紛争が生じ、多くの城館が構築されることとなった。 そこで本書では、第1部で、吾妻川・利根川流域を境界として生じた紛争と城の関係を検討し、第2部では、北条・上杉・武田氏と相次ぐ侵攻のなかで、翻弄され活路を見いだした在地領主と城について検討し、第3部では、築城が地域に及ぼす影響をテーマとした。 これにより、総合的な城研究の方法論を目指す。 |
【主要目次】 |
第1部 北上野地域の城と紛争 |
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