戦国史研究の軌跡
1983-2000年の東国史研究を中心に

山田(やまだ)邦明(くにあき)平野(ひらの)明夫(あきお)

2023年3月刊
A5判・502頁【付:CD-ROM】・上製本・カバー装
ISBN978-4-86602-140-9 C3021
12000円 (税別)
それまでの研究成果をまとめた『戦国大名論集』(全18冊、吉川弘文館、1983-86)以降、2000年までの研究史をまとめる。
本書は、1998年、戦国史研究会発足20周年を機に、「戦国史研究の足跡と展望」として企画されたが、諸事情により刊行が頓挫していた。それをこのたび、その後の2020年までの成果を「追記」して刊行。
研究史整理は、書名にあるように「東国」を中心としているが、「文献目録」は全国を対象とし、年代順・地域別4736件のデータを、本書の後半部(pp287-501)に収録するとともに、CD-ROMにExcelデータで入れ付録とし、利用の便をはかった(図書館館外貸出可)。
【主要目次】
出 発: 戦国史研究の出発 山田 邦明
   *  
北条氏: 後北条氏研究から北条氏研究へ
−戦国史研究会の発展とともに−
浅倉 直美
今川氏: 今川氏研究の変遷
−『戦国大名論集』刊行以降から2000年まで−
大石 泰史
武田氏: 武田氏とその領国の研究動向
−中・近世移行期の諸課題−
平山  優
上杉氏: 長尾上杉氏の権力確立と領国支配
−研究史と課題−
栗原  修
松平氏: 松平=徳川権力の性格
−中村・北島・所・煎本・新行各氏の描出−
平野 明夫
毛利氏: 毛利氏研究の現在・将来とその方法
鴨川 達夫
   *
 
検地論: 今川検地論の軌跡 久保田昌希
都市と
流通:
戦国期の都市と流通の全体像をどう描くか
阿部 浩一
宗 教: 戦国期の宗教に関する研究動向 吉田 政博
近世へ: 近世史への展望 −関東地域における− 斉藤  司
   *  
文献
目録:
戦国史研究文献目録 1983-2000年  
【付:CD-ROM】上記目録をExcelデータで収録

ご注文へTOPEへ