法道仙人飛鉢伝説と海の道 御影史学研究会民俗学叢書23 嶺岡 美見 著 (御影史学研究会/1983年生まれ) 2020年12月刊 A5判・374頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-109-6 C3339 8000円 (税別) |
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瀬戸内海には、鉢が船に対して食を求めるという不思議な伝説が点在する。この伝説の成立背景を、説話や、地元の伝承、伝承地の地理的環境から考察したのが本書である。 托鉢の鉢が自由自在に飛び回り、海上を行く船に対して米を求め、応じぬ場合はすべての米俵を連れ去るという「飛鉢の法」。この法をおこなったうちの一人が、空鉢仙人とも称された播磨の法道仙人である。人びとは、法道仙人に何を求めたのか。その背景には、各地の伝承地をつなぐ「海の道」が見えてくる。 |
【主要目次】 |
第1章 説話の世界 |