オトタチバナヒメ伝承 入江 英弥 著 (弘前学院大学教授/1959年生まれ) 2020年6月刊 A5判・404頁・上製本・カバー装 ISBN978-4-86602-101-0 C3039 8400円 (税別) |
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「本書は、オトタチバナヒメ伝承を文学と伝説の両面から考察して、その全体を把握することを目的とする。対象とする資料は、総体として捉えるために記載文芸や口承文芸といったジャンルにこだわらずに取り上げる。 現在、オトタチバナヒメ伝説が東京湾沿岸部を中心に一定の範囲に見られる。これは、古事記の弟橘比売命入水譚やそれに基づく話の影響によると考えられる。そのため、古事記の話の把握が必要となる。そこで、第一部において伝説の捉え方について探った上で、第二部において古代および中世の文献に見られる弟橘媛入水譚を取り上げる。それから、第三部においてオトタチバナヒメ伝説を考察していくことにする。」(序章より) |
【主要目次】 |
序 章 本書の目的と概容 |