近世の巡礼と大坂の庶民信仰

北川 央(きたがわ ひろし)
(大阪城天守閣館長/1961年生まれ)


2020年4月刊
A5判・298頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-86602-094-5 C3021
3800円 (税別)
評者:鶏(『日本歴史』871  pp117  2021.12)
前著『近世金毘羅信仰の展開』(2018 岩田書院)に続き、本書では、西国巡礼をはじめとして、熊野詣・六十六部廻国聖などの諸相と、近世大坂の庶民信仰について、廻国供養塔の調査や名所図会などをもとに、まとめた。
【主要目次】

第1部 西国巡礼の歴史と信仰
第1章 西国巡礼 −その歴史と信仰−
第2章 方広寺大仏殿に祀られた善光寺如来

第2部 熊野信仰・熊野詣
第3章 西国巡礼と熊野信仰
第4章 上町台地 −海辺の記憶−
第5章 浄土信仰の聖地 −四天王寺、そして遙かなる熊野−

第3部 西国巡礼三十三度行者・六十六部廻国聖
第6章 巡礼と四天王寺
第7章 大阪寺町および周辺寺院に遺る巡礼供養塔

第4部 近世庶民の旅と大坂
第8章 幕末大坂市中巡り −名所旧跡と有名商店−
第9章 観光都市大坂の横顔 −全国から多くの人が集まる−
第10章 名所住吉と『住吉名勝図会』

第5部 近世大坂における庶民信仰と巡礼
第11章 大坂城下の寺町 −その歴史と機能−
第12章 「縁日」から見た近世都市大坂
第13章 大阪寺町に遺る近世都市巡礼関係資料

第6部 四国遍路
第14章 四国遍路と真念 −真念庵を訪ねて−

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