伊達政宗
戦国から近世へ

南奥羽戦国史研究会(みなみおおうせんごくしけんきゅうかい)

2020年4月刊
A5判・196頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-86602-093-8 C3021
2400円 (税別)

2017年に、政宗生誕450年を記念して開催された3つのシンポジウムの記録をまとめる。
これらの報告は、近年の研究成果を広く一般の方々に向けて伝えることを目的としたものであったが、従来の研究成果をまとめただけではなく、新たな知見も多く示された内容となった。
全体を3部に分け、政宗が登場するまでの戦国期の南奥の政治史から、近世大名となった政宗の村落政策まで、多彩なテーマを取り上げ、仙台市博物館の特別展についても収録。
【主要目次】 
はしがき 遠藤ゆり子
 
 第一部 戦国大名伊達氏の胎動 ―政宗躍進の原動力―
政宗登場までの戦国南奥羽史
 ―輝宗期を中心として―
阿部 浩一
遺跡からみえる室町・戦国時代の伊達氏 今野 賀章
戦国期南奥羽の中人制 山田 将之
 
 第二部 伊達政宗の挑戦 ―天正年間の南奥羽戦国史―
会津急襲、塩松・二本松の合戦 高橋  明
三春城の攻防と郡山合戦 垣内 和孝
相馬攻めから蘆名攻めへ 高橋  充
須賀川城の攻防と戦国の終焉 佐々木倫朗
 
 第三部 伊達政宗、戦国大名から藩主へ ―支配のしくみの変遷―
戦国時代の伊達氏 一門・家臣と領国支配 佐藤 貴浩
戦国大名伊達政宗の村・町支配 遠藤ゆり子
近世大名伊達政宗の村落政策 籠橋 俊光
 
 展覧会レポート
特別展「伊達政宗
 ―生誕四五〇年記念」ができるまで
佐々木 徹
 
付録:伊達政宗関係 年表・系図・地図  
 
あとがき 高橋  充
 

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