鎌倉幕府連署制の研究 石井 清文 著 (元東京都公立小学校教諭・校長:博士(学校教育学)/1953年生まれ) 2020年2月刊 A5判・558頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-090-7 C3021 11800円 (税別) |
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「得宗専制の成立、つまり執権政治の実質的な終焉については様々な見解がある。執権政治の典型を泰時執権期におくとしても、その後の執権の職は、幕府の終焉まで継続するのである。…本書は、泰時およびその後継である経時、さらには時頼執権期を検討の対象として、執権政治の実態を再検討しようとするものである。」(序章より) 「以上の検討からすれば、所謂「連署」として考えられてきた連署像は、修正を迫られることになろう。泰時を高く評価する『吾妻鏡』の記述の検討からでさえも、時房が泰時を凌駕する実力を有していた時期が存在することが確認されたのある。連署という言葉に引きずられて、執権の添えものというような理解は全く首肯できない。」(終章より) (『政治経済史学』に掲載した論文を中心に構成) |
【主要目次】 |
序 章 |