東海道箱根関所と箱根宿
近世史研究叢書52

丹治健蔵(たんじけんぞう)
(交通史学会顧問/1927年生まれ)


2019年12月刊
A5判・314頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-088-4 C3321
7200円 (税別)
近世東国で、もっとも重要な関所と考えられる東海道の箱根関所と、その宿場である箱根宿については、多くの研究が積み重ねられてきたが、なお不十分なところがある。
著者は、その全体像を明らかにすべく、既刊の史料集を丹念に読み解き、箱根関所と箱根宿のみならず、脇往還の関所についても考察する。
【主要目次】

第1編 箱根関所
第1章 箱根関所の沿革と関所番人
第2章 鉄砲改めの制札と実態
第3章 女改めと関所手形
第4章 町人・百姓の男改め
第5章 幕末維新期の箱根関所
補 論 武家の関所手形と印鑑

第2編 箱根路脇往還の関所
第1章 脇往還関所の沿革
第2章 根府川関所
第3章 矢倉沢関所
第4章 仙石原関所
第5章 川村関所
付 録 箱根周辺関所破りの記録

第3編 箱根宿
第1章 箱根宿の沿革
第2章 東海道の人馬継立と箱根宿の困難
第3章 箱根宿の窮乏と幕府助成策
第4章 箱根宿の休泊施設と本陣の窮乏
第5章 近世後期箱根宿の人馬継立と財政窮乏
補 論 幕末維新期の箱根宿

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