押送船 江戸時代の小型快速船 胡桃沢 勘司 著 (近畿大学名誉教授/1951年生まれ) 2018年12月刊 A5判・126頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-86602-063-1 C3021 1900円 (税別) |
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「押送船(おしおくりぶね)」は、「近世、江戸湾を中心に関東地方の漁村で魚を積み、江戸の魚市場に運ぶのを主な業務とした快速船で、房総・相模・伊豆の沿岸に多く見られた」、とされてきた。あの、北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」に描かれている船である。 本書は、この押送船について、伊豆・渥美・紀伊の3つの半島で調査した結果、その源流は紀州にあることを明らかにした。 |
【主要目次】 |
第一章 伊豆半島 |