地域・交流・暮らし
加賀・能登、そして上州
岩田書院ブックレット歴史考古学系H25

加能地域史研究会(かのうちいきしけんきゅうかい)群馬歴史民俗研究会(ぐんまれきしみんぞくけんきゅうかい)

2018年11月刊
A5判・168頁・並製本
ISBN978-4-86602-061-7 C1321
1600円 (税別)
評者:小嶋圭(『地方史研究』399 pp128-130 2019.06)評者:大野秀彰(『群馬文化』337  pp85  2019.08)
加能地域史研究会(石川県 1977年創立)の 創立40周年記念事業として開催された共同研究会の成果。共同研究のもう一方は群馬歴史民俗研究会で、同会も ほぼ同時期の創立(1980年)である。
両会は、「共通の研究テーマを掲げ、それぞれの地域の特色を反映させた研究報告・討論を行うことにより、地域史研究を単なる「一地域」の事例報告にとどめることなく、日本史全体のなかに一般化してゆく方策を探るとともに、相互に交流と親睦を図り、地域史研究の進展と活性化に寄与する」という趣旨のもと、テーマを「加賀・能登と上州の交流」として、地域の交流と暮らしの歴史性を明らかにすべく、以下の2回の研究会を開催した。
第1回:石川ラウンド(2016.9.24. 石川県立歴史博物館)
第2回:群馬ラウンド(2017.3.25. 高崎市労使会館)
【主要目次】 
はしがき                  (群馬歴史民俗研究会)板橋 春夫
 
<基調講演>  
加賀藩の参勤交代と上州路 東四柳史明
加賀・能登から上州へ―近世における交流の一齣 佐藤 孝之
 
<研究報告>
上州七日市藩主前田利孝の再検討 鎌田 康平
能登願成寺所蔵大般若経六百巻と江戸・高崎 寺口  学
加賀前田家の中山道通行と上州安中宿の対応 秋山 寛行
葬式と赤飯―石川県と群馬県の事例から 板橋 春夫
医療民俗学の創設
 ―根岸謙之助と長岡博男の業績から
鈴木 英恵
 
<総括と展望>
加能地域史研究会の来し方と行く末 石田 文一
 
あとがき                   (加能地域史研究会)木越 祐馨

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