おんなの身体論
月経・産育・暮らし

鈴木 明子(すずきあきこ)
(跡見学園女子大学・國學院大學・中央大学兼任講師)


2018年10月刊
A5判・216頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-86602-054-9 C3039
4800円 (税別)

おんなの身体論を、月経・出産(産育)の変容という視点から考察し、併せて、その事例として、新潟・神奈川の女性の暮らしと、俳人・小林一茶の日記から、妻との生活を記す。

【主要目次】

序 章 おんなの身体論
      研究小史/月経の伝承/女性の暮らしと身体技法/
      今後の展望と課題

第一部 月 経
第一章 月経の歴史
      古代〜中世の月経の名称と意識/近世の月経/
      民俗語彙と近・現代の月経名称
第二章 月経の名称―現代の名称―
      アンケートから見る現代の名称/
      インターネットで検索した事例/多くの別名がうまれる背景

第二部 産 育
第一章 妊娠期間の数え方
      人の妊娠期間/イメージ残存という問題
第二章 座産から寝産へ―身体技法で読み解くお産の伝承―
      分娩の姿勢―坐産/女性の日常
第三章 二〇〇〇年の産育儀礼
      育児のウワサと行事/わが家の事例

第三部 暮らし
第一章 新潟県上越市の女性の暮らし
      誕生と成長/家の結び付きと嫁の役割/
      近所づきあいの終わりと葬祭
第二章 神奈川県藤沢市村岡の産育儀礼と職業産婆
      村岡の産育儀礼/村岡の職業産婆
第三章 小林一茶『七番日記』
      一茶の家/菊の生活/日記に見る女の生活-菊の月経と出産

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