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越前・若狭の戦国 岩田書院ブックレット・歴史考古学系H24 福井県郷土誌懇談会編 松浦義則 ほか著 2018年6月刊 A5判・154頁・並製本 ISBN978-4-86602-038-9 C1321 1500円 (税別) 2刷 2020年3月 3刷 2024年9月 |
本書本編では次の論点で、戦国期の越前・若狭を記述する。@戦国大名の形成について、越前の朝倉孝景が日本で最初の戦国大名になったことを、先行する守護斯波氏の領国支配の特質から解明する。A戦国大名の合戦について、朝倉氏にとっての加賀一向一揆、武田氏にとっての丹後との合戦を取り上げる。B越前・若狭の農村において形成された中間得分としての内徳とその売買が、戦国期社会の基礎にあることを指摘する。C自立を強めた農民と、大名などの領主との基本的関係がどのようなものであったかを、指出を中心に明らかにする。D寺社、浦人、町と町衆、交通業者について、その活動の実態と、なによりもこの人たちが地域のなかで果たしていた役割について検討する。最後に、終末を前に総動員体制をとる朝倉氏と、内部分裂を深める武田氏を、対照的に描く。 他に、特論2編を収録。 |
【主要目次】 |
越前・若狭の戦国 (福井大学名誉教授)松浦 義則 |
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